こんにちは
私が気になっている銘柄をさくっと紹介するシリーズです.
今回は「タスキ」の銘柄分析を行なっていきます.
タスキの事業内容
企業概要
不動産サービス会社。
LiveMana事業としてReTech(新築投資用IoTレジデンス販売、クラウドファンディング)、 SaaS(不動産価値流通プラットフォーム)、DXコンサルティングを提供。
一棟販売の新築投資用IoTレジデンスは東京23区・駅近・徒歩5分に特化、鉄筋コンクリート造(RC造)で10戸〜15戸程度の3億円前後の中低層レジデンスが中心(Smart IoT、1Fをトランクルーム、家具家電付きに特色)。
SaaS事業は不動産デベロッパー向けにSaaS型マルチプラットフォーム「TASUKI TECH」(土地情報のクラウド管理、建築プラン・事業収支の自動作成、バーチャル内覧サービス、不動産投資型クラウドファンディング支援)を展開。
2020年不動産投資型クラウドファンディングを開始、給与前払いプラットフォーム「タスキ DayPay」を譲渡。2021年コンパクトホテル事業のファーストキャビンHDと資本業務提携、不動産価値流通プラットフォーム「TASUKI TECH」の提供開始。
2022年不動産DXでHEROZ<4382>と協業。主要取引先はエストゥルース、タカラレーベン。
投資用不動産の運用や,DX推進のコンサルティング,クラウドファンディングプラットフォームや不動産デベロッパー向けのマルチプラットフォームの提供といった事業を行っている会社です.

決算資料によると,現在は投資用不動産の運用による「フロー型」の収益がメインですが,「TASUKI TECH TOUCH&PLAN」をはじめとしたSaaS事業の売上を拡大し,「ストック型」の収益を増やす計画のようです.

不動産運用の方も今後の高齢化社会における相続対策として市場が拡大することを見込んでいるようです.

ちなみにですが,ここの決算説明資料はとても綺麗で見やすく,好印象でした笑.
IRライブラリはこちらです↓
タスキの各種指標
2022年8月21日時点の情報です.
株価 | ¥1,106 | 自己資本比率 | 34.1% |
時価総額 | 130億円 | ROA(実績) | 10.47% |
PER(予) | 13.4 | ROE(実績) | 30.34% |
PBR(実績) | 3.72 | 配当利回り(予想) | 2.53% |
PER13.4倍なので比較的割安水準ですが,PBRでみると割高水準です.
ROE30%はかなり高いですね.
タスキの業績推移
売り上げは堅調に増え続けており,毎年過去最高を更新し続けています.
売上4yもCAGR36.6%と高成長です.

タスキの利益
6期間連続増益増収です.綺麗な右肩上がりで,2023/9期も順調に純利益を増やす予想です.

EPSとBPSはこちらです.

タスキのチャート
最後にチャートを見てみます.
月足チャートはこちらです.

IPO後,底まで下がり,2021/12あたりに高騰し,また下がり,現在は底値から上昇傾向にあります.
950円あたりに厚い出来高の層があり,このラインで過去二回反発しています.
業績は連続増益増収を続けており,かつ今後はストック型の収入を拡大する計画ですので,好印象です.
比較的低位にありますし,IPO後数年たって落ち着いている今仕込めたら,今後おもしろいことになるかもしれませんね.
いわゆるIPOセカンダリー投資の候補となる株ではないでしょうか.
※株式投資は自己責任でお願いします
最後に…
私は現在,決算書の読み方,各種指標の見方など,個別株に本格的に取り組むための勉強をしています.
この銘柄分析もその一環です.
監視銘柄はまだまだたくさんあるので,少しずつご紹介できたらと思います.
決算書を読む上で勉強になった本をいくつか紹介して締めたいと思います!