結局、大学生に塾講バイトはオススメなのか?2年間の体験談を書きます。

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こんにちは

今回は「塾講師バイトを2年間やって思ったこと」について書きたいと思います。

なぜ唐突にこのような記事を書こうと思ったかといいますと、塾講バイトを退職することを決めたからです。

実は以前にも塾講バイトについて記事を書いたのですが、今回はさらにそれをまとめて書きたいと思います。

一応2年間やったので、大学生で塾講バイトを考えている方の参考になると思います。

 

メリット

教えるということの難しさ・奥深さを知った

僕のように教師を目指しているわけではない人にとって、中学生・高校生くらいの生徒に物事を教えるという機会はあまりないと思います。

普通であれば教える教えられるの関係は部活やサークルの後輩、友達などだけでしょう。この場合は同じ学校=ある程度知識のレベルは同じということで、それほど苦労する場面はないと思います。

なので本当の意味での物事を教える行為は訓練されないままです。

これが大学生と中学の最初の時点で数学につまづいてしまった子だったらどうでしょう?

言い方が悪いですが、「出来が悪い生徒」「要領が悪い生徒」に物事を教えるというのは非常に骨が折れます。”なんでこれがわからないのかがわからない”という現象にぶつかるのです。

 

そういった場面でもなんとかわかってもらおうと工夫をこらしたり考えたりします。

そういったときに「教える」というのは難しいんだなぁ…というのを強く感じることになります。

 

コミュ力がついた

教える教えられるの関係の中にはまず良い関係を作ることが大切です。

そしてそのためには良いコミュニケーションが必要不可欠です。

生徒の中には話したがりの子もいれば、全く話してくれない子もいますので、それぞれの子の性格をよく見て対応してあげる必要があります。

結果的に、いつのまにかコミュ力が強化されたように感じます。

 

またコミュ力と関連して、僕は”その子の興味”を引き出すというのが大事であると考えています。

塾の60〜90分の授業で成績を爆上げするなんてことはまず無理で、大事なのは家での学習にあります。ならば塾では何をするかと言えば、わからない問題を解決するというより、勉強の仕方・習慣を身に付けることが大切だと僕は考えています。

そしてそのためにはその授業の中で度々雑談してみたり、その子の興味を引き出して勉強の意欲につなげたりすることが重要だと思います。

この辺の「コミュニケーション」についてはD.カーネギーの「人を動かす」が非常に参考になったので、誰しも一回は読んでおくことをオススメします。

 

デメリット

シフトの自由がきかない

塾講師は基本的に「毎週何曜日に何コマ」といったシフトです。

なので「この時期は学会締め切り直前で忙しいから」とか「旅行に行ってしまうから」とシフトを減らそうと思っても代講を探したりの必要が出てくるので中々めんどうです。

逆に「夏休みに稼ぎたい!」と思っても生徒の数は同じなので増やすこともできません。

あるいは、夜の最後のコマに一コマだけ入れられるという場合もあります。移動の手間を考えれば行きたくないです。

シフトの自由がきかないのは業種的に仕方ないとはいえ非常に悩ましいです。

スーツを着るのが面倒だった

これは塾によります。場所によっては私服でもOKなところもあります。

僕の勤務先はスーツだったのですが、同じ塾講なら私服OKのところを断然オススメします。

スーツを着るのは純粋に面倒というのと、クリーニング代もかかってきます。

大学の帰りに行こうと思えば荷物や着替えの手間もかかってきます。

 

 

まとめ : 経験や技術は間違いなく身につきます。

大学生の塾講バイトではメリットで挙げたような「教え方」や「コミュ力」といった技術は間違いなく身につきます。そしてこれらはこれから先の人生で必ず役に立つ技術だと感じており、その点では塾講バイトを続けたことは非常によかったなと考えています。

しかしながら塾講特有のシフトに縛られることが僕はどうしても嫌でした。忙しさに波のある大学生には向いていないかなと思います。

そこで今回退職に踏み切ることにしました。

もし塾講バイトを探すなら、立地や服装など様々な要素をしっかり考え、応募することが必要です。

 

塾講ではなく家庭教師の方ががいい??

これは参考情報なのですが、友人曰く「塾講より家庭教師の方がオススメ」ということでした。

というのも塾講では収入として入ってくるお金は塾自体の管理費や手数料が天引きされたものなので少なくなってしまいます。一方で、家庭教師ではそのような天引きが行われない、あるいは少ないので時給は上がるようです。

また予定も柔軟に合わせることができるようです。

しかしながら家庭教師の場合、こちらからそれぞれの自宅に出向かないといけないのが手間という声もありました。

僕が挙げたシフトの自由度、服装といった点で見れば家庭教師もありかもしれませんね。