塾講師バイトってどうなの?大学生の僕が1年半くらい塾講師バイトをやって考えたこと

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こんにちはRitsukiです。

 

別れと出会いの季節ですね。大学にも新入生が溢れています。

 

新入生たちは入学し、落ち着いた頃からバイトを始めるでしょう。

そしてそのうちの一部の人たちはバイトとして塾講師を選ぶ人もいるでしょう。

 

そこで今回は1年と半くらい個別指導塾で塾講をやっている大学生の僕がここまでを振り返るとともに塾講師という職について語りたいと思います。

 

結論から言う

大学生の塾講師バイトは稼げません。基本的に塾の授業は夕方〜からなので絶対的に働ける時間が限られてしまうからです。

そして授業は「固定シフト」(毎週この日に出勤と決まってる)なので予定にも融通が効きません。

要するに稼ぎたいのであれば塾講師バイトはおすすめしません。

例えば、

「今月は暇だからシフト多めに入れよう、来月は大学のテスト期間だから少し少なめにしよう」

こういったことはできません。

やろうと思えばできますが、代講の先生を探すのも手間だし、なにより生徒に申し訳ない。

自分が生徒だったら、個別指導なのに毎回先生が違う塾は絶対いやですよね。

 

また塾によって違うと思いますが、報告書を書いたり事前の予習が必要なところもあるようです。

総じて考えるとコマ給がよかったとしても、時給換算すると大した金額になりません。

 

やっててよかったと思うこと

塾講師は稼げないからやめておけ!と言いたいわけではありません。

確かに塾講師はがっつり稼ぐことはできませんが、それなりにスキルと経験は身についたと思います。

獲得した唯一にして最強のスキル「コミュ力」

塾講師やってて唯一よかったと思うこと、それは

コミュ力がめちゃめちゃ上がったこと

です。

 

塾講師という職業の特性上、やはり生徒とのコミュニケーションは大事です。
そしてわかりやすく簡潔に伝える力も言わずもがな重要です。

僕が勤務していた個別指導にくる生徒の半分くらいは勉強が嫌いで集団授業についていけない子たちです。
そういう子たちをいかに引きつけて勉強させることができるか?

塾講始めたころはそれはもうひどかったです。
初めての生徒を持った時は如何せんなにが話題にできるのかわからない。
ただの答え合わせマシーンになっていました。

 

それでも慣れてくると少しずつ僕も授業を考えるようになりました。雑学を提供したり、どう役立つのか?何に使われるのか?教えたりして、知的好奇心を煽るように心がけました。

 

塾とは生徒へ「teaching」する場所ではなく「coaching」する場所であると僕も思っています。

コーチングとは「自発的行動を促進するコミュニケーション」です。

コーチは相手に、
・新しい気づきをもたらす
・視点を増やす
・考え方や行動の選択肢を増やす
・目標達成に必要な行動を促進する

ための効果的な対話を作り出します。ここで重要なのは、コーチがこれらを先導したり強制したりするのではなく、相手が主体性を持ちながらそれを実現するところにあります。

引用元:coach Academia

たかが60分,80分程度の授業の中で教えられることなんて限られてますし、その勉強時間だけじゃ圧倒的に足りない。

結局は本人に頑張ってもらうしかない。

それには自分から「こうしたい!」という強い自己実現欲求が必要です。

潜在的な能力を最大限に発揮させるのが講師の役目だと考えるようになりました。

こういった塾講師のような教える職業は、ただ単に「勉強を教える」場ではなく「勉強のやり方」を教える場ということです。

 

「人を動かす」

そんな風に思った僕はコミュニケーションの本を読み漁りました。

特にデール・カーネギーの「人を動かす」は名著でした。

この本の中では社会生活において必要不可欠な人とのコミュニケーションをより豊かにするために、今この瞬間からできる工夫やメソッドが書かれています。表情や話し方だけで相手への伝わり方は全然変わります。

多くのやり方がありますが、その中でも特に

・成果を惜しみなく誠実さを持って褒めること
・相手の関心を見抜き、話題を引き出すこと。

は特に塾講師にとって有用なメソッドだと思います。

他にも数々のメソッドがあるのですが、これが僕のなかで大きなウェイトを占めていることは間違いないでしょう。

 

ちなみにありがたいことに(?)塾講歴が長くなってくると、体験授業を任されたり、保護者との面談をさせられたりします。

実績が認められるのはうれしいものです。

こういった仕事の中での小さな成功体験というのは自信に繋がります。

 

大学生になったばかりのころはスーパーでレジ打ちのバイトをしていましたが、正直実績にもスキルにもならない。

レジ打ちも立派な仕事なので非難するわけではないのですが、バイトが完全に「時間→お金」に変換するものに感じてしまいました。

 

前半は大学生の塾講師バイトについてタラタラと文句をいいましたが、ここまで1年半で得られたコミュニケーション技術は非常に役立っています。

それは相手が塾の生徒であれ、大学の人であれ、旅先の人であれ、DMM英会話の相手であれです。

まとめ : 塾講師バイトという選択肢は全然あり

ということで大学生のバイトの一つの選択肢として塾講師はありではないかなと思います。

バイトにも様々な選択肢があります。

多くの選択肢の中から最適なものを選び出すのは難しいでしょうが、どうせやるんだったら時給だけじゃなく身になるバイトを考えて選ぶべきです。

身になるバイトをすることは、結局自分という資産への投資であり、その資産価値をあげることになると考えているからです。

バイトをただお金をもらう機会だと考えずに行動していきましょう。

 

ちなみにリゾートバイトについても語ったのでこちらもご覧ください。

 

追記:ついに退職しました!

最後のまとめということで似たような内容ではありますが書きましたのでご覧ください。