あらゆる場面を器用にこなす万能レンズOlympus M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO をレビュー

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こんにちはRitsuです。

先日新たなレンズとして、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」を購入しました。

前から気になっていたのですが、やはり高いのがネックになっており、買えずにいました。中古で安く出品されているものがありましたので、これを機会に奮発して購入いたしましした。

この散財で普段の節約と貯金がレンズになってしまいましたが、やはり噂通りの神レンズです。買ったことについて、全く後悔はしていません。

今回はこのOlympus M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROをしばらく使ってみて感じた感想や作例を紹介したいと思います。

広角から中望遠まで使えるのはとても便利

Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROはオリンパスの三大元レンズの一本です。

“PRO”の名を冠しており、その解像感は兼ねてから評判になっています。

まず、これはズームレンズだから当たり前ではあるのですが、12-40mmの画角がとても便利なのです。

マイクロフォーサーズ規格の12-40mmですのでフルサイズ換算で24-80mmです。これは広角域から中望遠域までカバーしています。望遠が必要な野鳥撮影やGoproのような超広角画像をとるのでなければ、この一本で事足りてしまいます。

12mmで風景を収めたり、40mmでポートレートを撮ってみたり、この一本で様々な場面に対応できます。

これまで僕は単焦点レンズ一本で写真をやっていました。単焦点レンズはその軽さと解像感、比較的安価であることから愛用していました。しかし、画角が固定されているのはやはり難点でした。

そこで、とれる選択肢は

・様々な画角の単焦点レンズを持ち歩く
・万能ズームレンズを買う

の2つでした。しかし、レンズを複数持ち歩き、行く先々で付け替えるのは面倒なことが目に見えていたので、今回このM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの購入に至ったわけです。

先ほども書いたように、このM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは”PRO”の名を持ち、全域でf2.8の明るさと単焦点に迫る解像感を実現します。

デカくて重いレンズではありますが、これらの画角と明るさを考えれば申し分ないと思います。

全域f2.8という明るさ。夜景から星空撮影までいける。

このM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの素晴らしい点は、全域でf2.8の明るさを実現している点です。

これにより、単焦点のようなボケ感のある写真を撮ることが可能ですし、夜景撮影といった場面でも活躍できます。

めちゃくちゃ寄れる。マクロ的な使い方も可能。

このレンズ最大撮影倍率が0.6もあります。広角端望遠端での最短撮影距離は以下の通りです。

12mm側

40mm側

12mm側はレンズフードに接触するくらい近づけますし、40mm側では簡易マクロとしても使えます。

12-40mmという普段使いにはもってこいの画角を持ちながら、こういった撮影も可能なのは嬉しいものです。「さすがに虫が良すぎるんじゃないの」と思ってしまう優等生レンズです。

マニュアルフォーカスクラッチ機能が便利

12-40mm F2.8 PROのユニークな機構として、マニュアルフォーカスクラッチ機構というものがあります。

これはフォーカスリングを手前に動かすことで、マニュアルモードに切り替えることができる機能です。これにより、ファインダーを覗き、カメラを構えている状態からでも即座にマニュアルモードに切り替えることができます。

マニュアルフォーカスクラッチ機能

引用元:オリンパス公式ページ

実際に使ってみてわかりましたが、オートフォーカスが迷う場面や狙った場所に合わない時、すぐに切り替えることができるのは思っていた以上に便利です。

見た目がかっこいい。所有欲を満たしてくれる重厚なレンズ。

レンズの自体の性能とは離れますが、重要な要素です。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは、プラスチックボディの安価な単焦点レンズとは違い、金属製の重厚なボディです。

実際、マイクロフォーサーズ規格のレンズなのに、382gもあるので重いです。しかしながら、大体の撮影がこれ一本で済むと考えれば軽いと言えます(?)

しっとりと回るピントリングとフォーカスリングも心地良いです。

見た目にも拘ったこのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO、さすが”PRO”レンズといったところでしょうか。

作例

以下作例です。すべて撮って出しです。

随分前ですが京都旅行に行ったときのものです。

今まで25mmや15mmといった広角〜標準域の単焦点しか使ったことがなかったので、望遠側は圧縮効果の聞いた面白い写真がとれますね。しばらくはこれで遊べそうです。

まとめ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROのいいところ悪いところ

以上、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」の紹介でした。

このレンズの魅力をまとめると、

・12-40mmという画角があれば他のレンズがいらなくなる
・全域でf2.8の明るさ。夕暮れ〜夜の撮影にも十分。
・とても近くまで被写体に寄れて、簡易マクロ的な撮影も可能
・マニュアルフォーカスクラッチ機能が便利

・高級感があり所有欲を満たしてくれる。かっこいい。

唯一の難点と言えば、デカくて、重い(382g)ということです。しかしながらマイクロフォーサーズ機ですので、この性能にしてはかなり抑えられているほうでしょう。僕はもう慣れました。

とはいえ、このレンズ購入をきっかけに望遠撮影が楽しくなってしまったので、これ一本で十分とかいいながらまたレンズ生やす未来が見えますね。沼は深いです。

それでは