そういえば4K放送も始まったし映像技術について考える

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こんにちはRitsukiです。

先日、大学の授業で動画を扱いました。

聞いたことはあるけど、意味は知らなかった…という単語について解説したいと思います。

写真とか動画とかのコンテンツに興味ある人はぜひ。

動画を支える5つの要素

動画の品質を左右する要素として「解像度」「ビット深度」「フレームレート」「色域」「輝度」の5つの要素があります。これらの映像技術は年々進化してきており、最近スマホに実装されているHDR(ハイダイナミックレンジ)撮影もこの一つの進化です。

解像度

画像のきめ細かさ。つまり画素数のこと。さらに画素数がなんだといえば、画像を表現する格子の数である。今話題の4K UHDの解像度は3840×2160であり、HDの4倍になる。

ただし注意なのが、ここでの解像度とは「ピクセル数としての解像度」であり、「密度としての解像度」ではない、使う場面によって微妙に違う意味を持つということだ。

ピクセル数としての解像度とは、同じ大きさの画面に対して何ピクセルあるかの話。3840×2160とか750×1334とかで表される。

一方で密度としての解像度とはdpi(dot-per-inch)やppi(pexel-per-inch)のような単位面積あたりのピクセル数である。

ビット深度

1画素が表示できる色の数。ビット深度が高いとその分色表現範囲も広くなるので、より滑らかなグラデーションを表現できる。8ビットで約1677万色、10ビットで約10億7374色の色表現ができる。※ディジタル信号的に言えば、離散信号あたりの量子化ビット数。

フレームレート

単位時間あたりに処理する画像の枚数。つまりは映像に対するサンプリング周波数。高ければ高いほど現実と遜色ない動画になる。スローモーション再生するためには高いフレームレートが必要。

色域

色の表現できる範囲を表す。4K/8K放送では従来のフルハイビジョン放送より広い色域をカバーしている。

輝度

表現できる明るさの範囲(ダイナミックレンジ)を示す。映像で言えば、一度に写すことのできる明暗の範囲のこと。明るい部分が明るすぎて「白つぶれ」したり、暗い部分が暗すぎて「黒つぶれ」したときには明暗の階調が失われている、つまりダイナミックレンジ外であるということになる。

HDR(ハイダイナミックレンジ)とは??

上に挙げた要素のうち「輝度」だけはフルハイビジョン放送時代から進化していませんでした。が、最近になって表示技術がさらに進み、ダイナミックレンジが向上しました。これによってまるで現実世界のような明るさを動画で楽しむことができるようなりました。

ちなみにスマートフォンのカメラに搭載されるようになったHDR撮影は、何枚か写真を撮って合成することでより広い明暗差を表現できる撮影方法です。

 

 

以上、映像についての基礎知識でした〜。僕はGoproで撮った動画とかはいつもiMovieで簡単に編集する程度しかしてませんが、やっぱり大学のPCとかに入ってるAdobe Premiere Proとか触るとちゃんと動画編集やってみたくなりますね。

学生かつMac使っている人なら「Final Cut Pro X」含めたプロ向けアプリが5つセットで22800円という破格で買えるのでよかったらオススメです。