【コロナショック!】つみたてNISAで積立中に暴落したらどうするべき?

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こんにちはRitsuです。

連日、新型コロナウイルスの感染者が世界中で増え続けており、それに伴う旅行やイベントの自粛、人々の不安によって、株価はどんどん下がっています。

東京株式市場では10日午前、日経平均株価は一時、1万9000円を下回り、2018年12月以来の水準まで大幅続落して始まった。その後は一時1万9500円台まで回復。午後には、ドナルド・トランプ米大統領が新型コロナウイルス対策として、給与減税などの経済対策を検討していると発言したことなどが好感され、終値は前日比168円36銭(0.85%)高の1万9867円12銭。3営業日ぶりの反発で引けた。

原油生産をめぐりサウジアラビアとロシアが決裂したことに反応し、原油価格が急落すると、9日の米主要金融指標は7%以上下がり、ロンドンは8%近く落ちた。ニューヨーク市場では取引開始の数分後、S&P500種株価指数が7%下落する基準に達したため、売買を15分間停止するいわゆる「サーキットブレーカー」が自動的に発動された。

引用:NEWS JAPAN

 

僕はつみたてNISAという制度を利用して、S&P500を中心に投資信託の長期積み立てを行っています。

 

しかし、この1週間の急落で運用益は一気に-10%超という状態です。

おそらくこの規模の急落が初めての人が多く、「このままつみたてを続けていいのか?」「やめた方がいいんじゃないかと?」心配になると思います。

そんな状況の中、我々ができることはたった3つで、それは

1. 損害を増やさないために売る(損切り)
2. 底値だとみて買い増しする
3. なにもせずに放置、淡々と積み立てる

です。

 

そして僕は、長期投資を前提としたインデックス投資の場合、今回の急落の場面でやるべきことは「3. なにもせずに放置、淡々と同じ金額を積み立てる」だと考えています。

今回はその理由について書いていきます。

 

そもそも長期間を前提としているので目先の運用益を気にしてはいけない

つみたてNISAのような、インデックス投資の長期積み立てはその名の通り、長期間にわたって続けることを想定した投資手法です。そのため、重要なのは最終的な利回りであり、目先の下落による運用益の低下は気にしてはいけません。

 

見るべきは何十年という長期間にわたっての利回りです。

そして長期投資では一時的な暴落は誤差でしかなるなることが過去のチャートからもわかっています。

実際にこちらの記事ではS&P500へ積み立て投資し続けた場合のシミュレーションを行っており非常に参考になります。

つみたてNISAといった長期積み立て投資で重要なのは「出口戦略」です。

[https://shiroharu.hateblo.jp/entry/2019/09/06/200000]

 

 

下落時は安く買えるチャンス、「ドルコスト平均法」という考え方

つみたて投資は、「毎月一定額分のインデックス株を購入し続ける」というシンプルな投資手法です。

 

この手法は「ドルコスト平均法」と呼ばれています。

わかりやすい図があったので拝借させていだだきます。

引用元:ダイヤモンド・オンライン

ここで重要なのが、”一定金額“という点です。

つまり、図の通り株の価値が下がっているときは多くの株を購入できます。そのため、結果的には同じ金額で一括投資の場合より多くの株式を持つことができるわけです。

ドルコスト平均法ではこういった数量調整が効くため、一時的な株価の下落といった損失リスクにも強くなります。

 

例えば、リーマンショックにより株価が暴落したときも、底値をつけてから株価の上昇率はかなり高かったという背景があります。堅実に定期つみたてをしていれば、下落期間に多くの株を買えたことになります。このことからも暴落後も、堅実につみたてを続けるのが最も無難だったことがわかります。

リーマンショック後の株価

引用元:金融の部屋

 

 

相場を予想するのは不可能、底値はわからない

「下落時はむしろ買い場だ!」と話をしました。

そうすると「じゃあいつもよりたくさん株を買い付けた方がいいんじゃないか?」という声が出てくると思います。

確かに一定の金額でより多くの株を買えた方がいいのは間違いありませんが、相場を読んで底値で株を買う」というのは素人はもちろんプロの投資家でも難しいことです。

ここが底値だ!と思って買っても、そこから上がって下がってを繰り返しながらどんどん下がっていく場合もあります。予想よりずっと暴落したときに、買うことができないのはもったいないですよね?

 

じゃあどうすればいいのか?といえば、やはり相場はわかりませんので、何もせずに淡々と今まで通りつみたて投資を続けるのが一番だと考えています。月々のつみたて投資を増やすのはいいかもしれませんが、底値を狙ってスポット的に株を大量購入するのは賢いとは言えません。

 

 

まとめ:リーマンショックなど過去の値動きから学ぼう

まとめると、つみたてNISAをやっていて、今回のような急落時にやるべきこととは「何もしない」ということだと思います。

 

運用会社のフィデリティが2003年〜2013年に調査した結果、投資成績が良かった人の属性は1位:亡くなった人、2位:運用しているのを忘れていた人だったそうです。

[https://houbokulife.com/fidirity/]

 

堅実に資産を増やしたいのであれば、余計なことを考えて買ったり売ったりするより、長期積み立ての設定をそのままにして淡々と積み上げるのが最も無難ということです。

焦って売ったり買ったりする前にまずはリーマンショックのとき等、過去の動きを調べて参考にするのが良いと思います。

それでは