こんにちはRitsuです。
1ヶ月ぶりの投稿です。
所用でバタバタしていたのもありますが、一番の要因は令和元年秋季「応用情報技術者試験」を控えていたためです。
昨日10/20が受験日でこの1ヶ月は空き時間を使って勉強していました。今回は受験の感想と勉強方法などについて書いていきます。
この記事の執筆時点ではまだ合否はわかっていませんが、自己採点をした感じでは「午前は合格、午後はギリギリ受かったor落ちたか?」という結果でした。
合否は12月下旬くらいにわかるようなので、改めて報告したいと思います。落ちていたら完全に忘れ去ってしまう前に春季にリベンジします。
令和元年秋季応用情報技術者試験に合格していました

結果は午前72.5点、午後75点とまずまずの結果でした。
午後試験は自己採点よりよかったので、案外採点は甘いのかもしれません。記述問題は大体の趣旨があっていれば丸になるようです。
僕の情報・試験勉強前の状態
理系でゴリゴリ実務経験のある方から、文系の方まで受ける試験なので、受験者の状態によって勉強期間・勉強方法が異なると思います。人によっては参考にならないかもしれないので、一応僕の情報・試験勉強前の状態を書いておきます。
・理工系大学生、今は比較的自由な時間が多い。
・このwebサイトを運営等を通して、ある程度ネットワーク系の知識はある(と思う)。
・普段は研究などを通してプログラムを書くことが多い。
・実務経験ないので、マネジメント系・ストラテジ系の知識はゼロ。
ということでこの記事は特に理系の大学生でこれから応用情報技術者試験を受けるという方には参考になるかと思われます。
試験勉強期間はちゃんと確保しよう
僕の勉強期間は実質3週間ほどでした。どう考えても勉強期間が不足していますね。
応用情報技術者試験に特化した勉強を始めたのは1ヶ月ほど前からでしたが、初めの1週間くらいはダラダラ参考書を読んでいただけで、3週間前に過去問を解き、絶望してから本腰をいれて勉強を始めることになりました。
これから勉強を始める方に勧めたいのは、「片っ端から教科書を読むのではなく、いきなり問題から解き始める」ことです。
その方が試験の難易度の感覚が掴め、自分がどれだけ勉強する必要があるかわかるからです。僕も最初から過去問に取り組んでいればあと一週間分はしっかり勉強できたかなと思います。
午前試験
午前試験は4択の問題が80問で試験時間は2時間半です。
80問のうち半分くらいは過去問からそのまま出題されるので、対策としては過去問演習が有効です。残り半分も過去問と似たようなものが多いので、過去問を解き、しっかり理解していれば問題なく解けるようになるでしょう。
午前試験の勉強方法
特に教科書を買ったりはせず、この「応用情報技術者試験ドットコム」の過去問道場で勉強しました。
過去問の量、解説の質ともにダントツ一番です。全国の受験者が使っているのではないでしょうか?
僕はここで10回分解き、周回しました。
空き時間や休憩時間はこのサイトに張り付いてとにかく解きまくりました。その結果安定的に合格点を取れるようになりました。
午前試験は全問選択問題で、試験時間は2時間半なのでかなり時間には余裕があると思います。
終了10分前まで途中退室が可能ですが、多くの人が途中退室していました。
問題は持ち帰れます。選択した選択肢をメモしておけば、帰って自己採点もできるのでぜひマークしておきましょう。なんだかセンター試験を思い出すようで少し懐かしくなりました。
問題を解きつつも、やはり教科書みたいなものがあったほうがいいという方もいると思います。
僕も書店で探してみましたが、このキタミ式の教科書はイラストが多く、かなりわかりやすく作られている印象でした。
午後試験
応用情報技術者試験の難関といえばこの午後試験と言われています。
全部で大問5題(情報セキュリティ+選択4問)で、なんといっても基本情報技術者試験と異なり、記述式であることが特徴です。
ただし分野を選択できるため、苦手分野を避けて、得意分野のみを集中して勉強できることから、人によっては午後の方が簡単と行っている人もいました。
感じ方は人それぞれだと思いますが、僕は午後の方が難しいと思っています。
午後試験の勉強法としては、とにかく手堅く点がとれる「得意分野を作る」のがいいのかなと僕は思います。
午後試験の勉強方法
上述したように午後試験は分野を選択できるので、得意分野を作って攻めるのが有効になります。
僕の場合、マネジメント系・ストラテジ系のいわゆる「文系分野」の知識がゼロだったので、予備知識があり、暗記量の少ない「理系科目」の勉強のみしていきました。
しかしながら下にも書くように、割と理系でなくてもわかるものもあるので、「理系科目だからむり!」と避けてしまうのはもったいないと思います。一回全ての分野を解いてみて、選択する問題を決めるべきです。
勉強した科目・本番で選択した科目
具体的に勉強した分野は
「プログラム(アルゴリズム)」
「システムアーキテクチャ」
「ネットワーク」
「組み込みシステム開発」
「プロジェクトマネジメント」
です。
多くの受験者が悩む選択科目ですが、繰り返しになりますが、食わず嫌いせずにまずは一通りすべての分野の過去問を解いて決めるのがいいと思います。
僕は元から理系科目で攻める予定でしたが一応文系科目にも取り組んでみました。
その結果、よく文章を読めば知識量が足りなくても解ける気がした「プロジェクトマネジメント」を一応勉強しておくことにしました。
午後試験科目の選び方
それでは他の科目をなぜ選んだのか書いていきます。
まず「システムアーキテクチャ」「ネットワーク」は必須科目の「情報セキュリティ」と若干範囲が被る、あるいは似たようなところがあります。よってこの3つセットは勉強しやすいかなと感じ、選択しました。
「プログラム(アルゴリズム)」は文系の人や、経験がない人にとっては苦手意識がある人もあるかもしれませんが、アルゴリズムが丁寧に問題文中に書かれており、僕的には解きやすい分野でした。少しプログラミングをかじったことがあれば割とだれでも解ける気がします。
過去問を解いていても大体全部できていたので選択しました。文系の方でも食わず嫌いせずに一回解いてみるとよいと思います。
「組み込みシステム開発」はぶっちゃけ国語の問題です。よく読んで状況をつかめれば本文抜き出すだけで正解できる問題も多いので選びました。
本番では、予備で勉強していた「プロジェクトマネジメント」以外を選択したので、完全に理系科目布陣での受験となりました。
選択科目は5,6問分勉強しておこう
必須科目以外4問選択する必要がありますが、4問だけの勉強だとある分野が難化したとき、あるいは、全くわからない内容だったときに、どうにもならなくなりますから5〜6問勉強しておくのを勧めます。
保険で「プロジェクトマネジメント」を勉強していて結局使いませんでしたが、さっぱりわからない大問がきても逃げ道があると言う状態は精神的にもかなり有利です。
勉強に使った参考書
午後試験の勉強はこちらの「応用情報技術者試験 重点対策」という参考書で行いました。
各分野ごとに6題ずつ程度過去問と解説がされています。
この書籍ですが、解説が非常に充実していて、「なんだ!簡単じゃん!」と錯覚してしまうほどでした。
受験生の中では割と定番書のようですが、確かにこれをやっておけば間違いないと思います。
僕はこの本を試験直前の1週間で集中して2週解きました。やみくもに2週するのではなく、なぜそうなるのか誦じれるくらい理解するようにしましょう。
また、今回の「プログラム(アルゴリズム)」ではニューラルネットワークが出てきました。
最近のトレンドの機械学習や人工知能と密接に関わる分野です。午前も午後にも言えることだと思いますが、最近の情報関連のトレンドを知っていくことは非常に重要だと思います。おそらくなにも知らない状態でニューラルネットワークとか出てきたら面食らってしまうでしょう。
もしも試験まで余裕があるなら….
もしも試験まで余裕があるのであれば、この「Linuxで動かしながら学ぶTCP/IPネットワーク入門」という書籍をオススメしたいです。
僕がこの本に取り組んだのは試験後でしたが、実際に動かしながら「ネットワーク」の分野が学べるため、座学以上によく理解することができました。ちなみに、なぜ試験後に取り組んだかといいますと、午後のネットワークの問題が全然解けなかったからです。
座学だけだと、やはりどうしてもわからない部分もあるので、手を動かして実物に触れることが大切だと思います。
まとめ:相応の勉強時間を確保しよう。
今回の応用情報技術者試験ですが、解答速報が正しければ午前は受かっていそうです。しかし午後試験のネットワークで爆死したので、落ちているか受かっているかは定かではありません….。
受かっていたらラッキー、落ちていたら潔く受け止め春季試験に万全の体制で臨みたいと思います。
僕は比較的勉強時間がとれる大学生だったので3週間ほど集中して取り組んだらある程度のところまでいくことができましたが、これが社会人だった場合はとてもなし得なかったと思います。
最低でも1ヶ月前から、あるいはもっと前から勉強するべきだと思います。
今回受験してわかったポイントをまとめると以下のようになります。
point
・始めは教科書を端から読むよりまずは過去問を解く、自分の力量を知る。
・午前試験は過去問をとにかくやる、覚えるくらいやる。
・午後試験は得意分野を作る、5,6問に絞って勉強する
これから春季試験を目指す人にぜひ参考にしていただければと思います。
それでは!